Johannes Hammig  #1188


ヨハネス・ハンミッヒ製(ドイツ)

総銀製、引き抜きトーンホール、カバードキー、C足部管、Eメカニズム付き

18K ホワイトゴールド製リッププレート


僕自身、ヨハネス・ハンミッヒのフルートを所有するのは2本目。以前は大学卒業後しばらくたって、演奏の仕事も増えてきた頃。

 

僕が中学生の頃からレッスンを受けていた、元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者のW.トリップ先生が使用していたのが

ヨハネスだった。

誠実で骨太、それでいて包み込むような優しさに溢れたサウンドは、なかなか真似できない。

大学卒業し、演奏の仕事も増えてきた頃、たまたま店頭に中古で出ていたのが、ヨハネスの総銀製だった。

見るからに「いぶし銀」の「古い」楽器という印象だが、吹いてみて驚いた。

なんでこんなに柔らかで、温かい音が出るんだろう!?と。

残念ながら、金銭的事情で、その楽器とはお別れすることになったのだが、2023年、親しくさせていただいている先生からすごいヨハネスが出たから、是非!と勧められて試奏したのがこの楽器との出会い。

ヨハネスの中でも、黄金期と言われる「フライブルク時代」の楽器で、ヘルムートと比べても遜色ない素晴らしい出来の楽器。


リッププレートは、18Kのホワイトゴールドです。

ヨハネス純正リッププレートを表すJHの刻印、逆サイドには18K金を表す750の刻印が。