ヤマハ製(日本)
ハンドメイド フルート イデアル YFL-897
総銀製 24K金メッキ
ソルダード(ハンダ付けアンダーカット)トーンホール、インライン・リングキー、Eメカニズム付き、C足部管
シリアルナンバー:D021(2013年製造)
偶然が重なった奇跡的な出会いによって、お譲りいただいた楽器。
前オーナー様の愛情がたっぷり注がれた楽器です。本来なら手放したく無かったはずだと思いますが、止むを得ない事情が
あり、僕の手元へとやってきました。
もともと総銀製の楽器に、前オーナー様が工房に依頼し、全体に24金メッキをかけられたとのこと。
このヤマハ・イデアルモデルはデビュー時に吹いて衝撃を受けた。
それまでどうしても、ヤマハ製というと、入門用機種のイメージが強く、ハンドメイドモデルを吹いても
何か僕には合わないものがあり、やや敬遠する存在の楽器だった。
それが、このモデルはそんなイメージをすべて取り去ってくれた。
正直、その当時使っていたパウエルのホワイトゴールドを手放して、このイデアルの総14Kに乗り換えようかと
思うほど、良かった。
その時はいろいろ思うところもあり、購入はしなかったが、まさかこんなご縁で入手することになるとは
思いもよらなかった。
久しぶりにEメカニズム装備の楽器です。
ゴールドのフルートと言うと、14K、18Kなどが多く、普通メッキをかけるときも、18Kローズゴールドなどがポピュラー。
ですから、よく見かけるのは、金色より、やや銅に近い、ローズゴールド系カラーの楽器が多いです。
しかしこの楽器は前オーナー様のこだわりか、24K(純金)のメッキということもあり、ゴージャスな金色をしています。