V.Q.パウエル(アメリカ)
ハンドメイド グラナディラ製
シルバー・キー・メカニズム(金メッキ仕上げ)、オフセット・リングキー・H足部管
シリアルナンバー:11867
製造年:2003年 / Friday, October 31, 2003
頭部管:2本(シルバージョイント&リング/フィルハーモニースタイル、14Kゴールドジョイント&リング/ソロイストスタイル)
パウエルの木管フルートは、僕が木管に目覚めてはじめて手に入れた楽器。
ブラウンを手に入れるため、手放すことにしたが、再び僕の手元へとかえってきました。
パウエルの木管の魅力は、何と言ってもその吹きやすさ。
普段金属製のフルートを吹いている奏者でも、違和感なく持ち替えて演奏することができる。
確かに金属製の楽器に比べると、当然ながら太いので、その点では違う。それでも息を入れてみるとわかる
違和感の無さ。金属製に負けない反応の良さ、そして全音域の鳴らしやすさ。
それ故、パウエルの木管は木管にあらず、あれは木の仮面を被った金属だ。なんて言われてしまうこともある。
が、やはり出てくるサウンドは木の音。
木のもつ太く温かいサウンドに、金属製の楽器のような鳴らしやすさ、反応の良さを兼ね備えた
ある意味、無敵な楽器だ。
手に入れた時は、シルバー製だったのだが、みるみるメカが変色してきてしまう。(上の写真がメッキ前)
対策として、今回(2025年)、オーバーホールとともに、キー・メカニズムに金メッキ加工を施した。
残念ながら、直接管体についているリングなどは楽器から外すことはできないのでメッキ加工なし。
そのため、グラナディラ・銀・金の3色が同居するちょっとおもしろい外観の楽器になった。